FUSE+センサーフュージョン
センサーフュージョンとはどのようなもので、どう役立てることができるのか？
GNSS/INSシステムはGNSS受信機と慣性センサーを融合して、測位の信頼性と可用性を向上させながら、高精度測位に加えて方位（ヘディング、ピッチ、ロール）を提供します。センサー フュージョン システムでは複数のシステムが連携して、単一センサーよりも高いレベルの性能と能力を達成します。GNSS受信機に加えて、他のセンサーを追加することで測位の可用性と信頼性を高めることができます。さまざまなセンサーがさまざまな原理に基づいており、さまざまな入力を使用しているので、それぞれのセンサーの弱点を克服することができます。
FUSE+の可用性の拡張
空が遮られ、GNSS衛星が「見えなく」なると、GNSS受信機は追跡を行うことができなくなります。外部入力に依存しないIMU（慣性計測装置）と受信機を融合させると、測位の可用性を高めることができます。APME+、では完全に補えない極端なマルチパスがある厳しい環境下でも、測位の精度と可用性をFUSE+で向上させることができます。
FUSE+の最高レベルの整合性
セプテントリオのRAIM+技術は、位置の信頼できる不確実性の限界値を提供することで、受信機の精度をシステムに伝えます。FUSE+は、受信機の計算の照合に使用できる独立した入力を追加することで、RAIM+をさらに強化します。
センサー フュージョン システムはどれも同じなのか
GNSSセンサーフュージョンの利点は明らかですが、その機能を完全に解き放つには、このフュージョンシステムの最も複雑なセンサーであるGNSS技術を深く洞察する必要があります。セプテントリオは20年以上にわたって最高性能のGNSS受信機を設計してきました。その経験のおかげで、弊社はFUSE+技術を開発し、各センサーを最も効率的に確実に動作させることができます。
産業環境で最も多くGNSSと組み合わされているセンサーとは
IMUは、GNSS受信機に加えて最もよく使用されているセンサーです。これらのセンサーは、追加の入力を必要とせず、環境条件の影響も受けません。ただし、衝撃と振動に対して本質的に脆弱です。
車速もよく使われる入力です。この情報は大抵、制御システムですでに使用可能だからです。これにより、受信機はGNSSが拒否されるエリアでの測位の可用性を高めることができ、独立した追加の入力で整合性が向上します。FUSE+はオドメトリーからの生データの入力に依存しませんが、ユーザーはあらゆるタイプのセンサー（LiDAR、カメラなど）で車速を柔軟に取得できます。この車速機能はFUSE+ではオプションです。
