GNSSを使って中世の遺物を発掘

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ノルウェー文化遺産研究所(NIKU)は、スベレスボルイ城跡で出土した中世のすべての遺物の正確な位置をセンチメートル単位のRTK精度で記録するために、セプテントリオGNSS/GPS受信機を利用しました。 800年前、ルウェーの真の王位継承者をめぐる争いの末、飲み水を汚染するために死体を井戸に投げ入れたという伝説があります。この伝説は、ノルウェー・トロンヘイム のスベレスボルイで頭蓋骨が発掘されたことから本当であることが最近確認されました。

Niku-in-action-(c) Vegard Eggen
KingSverre-(C)Kulturpunkt.org
King Sverre - Photo credit Kulturpunkt.org

この頭蓋骨と骸骨の大部分は、30代後半の男性のものでした。 放射性炭素年代測定法によって、この遺骨は、上記の伝説と同時代のものであることが判明しました。  スベレスボルイ城の発掘現場は、中世の遺物の宝庫であることも判明しました。この膨大な量の情報を整理して今後の調査で利用できるようにするため、NIKUのチームはGIS(地理情報システム)を使って、発掘した各遺物の正確な位置を記録しました。井戸の奥深くでも、セプテントリオスマートアンテナは、センチメートルレベルのRTK精度で位置を決定することができました。

NIKUからの紹介動画

NIKU は、ノルウェーと世界の文化遺産の幅広い分野で応用研究開発およびサービスを提供する独立機関です。NIKUは、ざまざまな分野における公共機関、他の研究機関、国際組織、民間企業、NGOと国内外で連携しています。NIKUはオスロを拠点に、ベルゲン、トロンヘイム、テンスベル、トロムセー地域事務所を構えています。