アンチジャミングテクノロジーのおかげで実現する堅牢なオフショア操業

marine-dredging-dredger-DEME-GNSS-receiver-by-Septentrio (c) DEME

浚渫業に携わる環境工学・船舶工学の巨大企業、DEMEは、複雑な船舶工学の仕事を率いるグローバルな市場リーダーです。DEMEの船舶に組み込まれたAsteRx4受信機は、衛星PPP補正情報を使って高精度な測位を提供します。

将来のための土地を作ること、それがここDEMEのスローガンであり、セプテントリオのGNSS受信機の精度と安定性がそのスローガン達成に一役買っています。

DEMEの調査部門長
Lorentz Lievens氏

商業的な海洋浚渫作業は、交通量の多い水路と港湾を国際貿易のために常に開けた状態にすることが必要不可欠です。ただし、これらの業務は、交易水路上のGNSS信号に「漏れる」、軍事演習に使われる無線伝送から大きな影響を受けていました。そのため、大きい帯域内干渉が定期的に発生し、すべての商用受信機のL2帯域全体(GPSとGLONASS用の両方)が7秒おきに数百ミリ秒間停止していました。

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A chirp jammer interferes with GNSS signals in a 400m radius. Left image: without AIM+ / right image: with AIM+ turned on

陸上ベースと船上ベース双方の受信機で高度干渉回避 (AIM+)対策を講じたことで、帯域内干渉のすべてがGPSとGLONASSのL2帯域から除去されました。その結果、浚渫作業に必要な高精度のリアルタイム測位で高質なGNSS信号を利用できるようになりました。

高度干渉回避・監視(AUN+)のおかげで、局所的なGNSS干渉を無視して、浚渫操業を継続することができます。

DEMEの調査部門長
Lorentz Lievens氏

海洋浚渫に加えて140年以上の経験とノウハウがあるDEMEは、船舶工学や環境プロジェクトの融資など複数の関連部門にも携わっています。DEME Groupは世界中で5,200人以上の従業員を擁し、2020年には26億ユーロの売上高を達成しました。